鳶職という言葉が初めて登場したのが、江戸時代以降とされています。
それでは江戸時代以前には、現在の鳶職人たちは何と呼ばれていたのでしょうか。
飛鳥時代には、「右官」「左官」などという名称で呼ばれていたという一説もあります。
また、江戸時代では、「火消し」、現在の「消防士」として活動していたとされています。
何故、鳶職が「火消し」として活動していたかというと、当時の消防方法に帰因します。
当時の火消し「消防」の方法は、今のような水を大量に噴射できるホースも無ければ、炎から身を護る防護服も存在しませんので、建物を破壊するといった破壊的消防を行うことで、火の拡大を最小限に抑えていたとされています。
そこで、建物の構造、作りに詳しい鳶職人達に白羽の矢が刺さったというワケです。
鳶職の歴史について
2015年7月14日