「鳶(とび)職に興味があるけれど、デメリットが不安…」と悩んでいませんか。
そこで本記事では、建設現場で活躍するとび職のメリット・デメリットを解説します。
とび職について詳しく知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
鳶(とび)職とは?
とび職とは、建設現場で足場を組む職業のこと。
建物の高い部分で作業を行う際には、足場が必要となります。
その足場をつくるのがとび職。
高所で作業を行うことが特徴で、建設現場において最初の施工を行う職業と言えるでしょう。
とび職の人が足場をつくった後に、建設現場での工事が行われます。
鳶(とび)職のメリット
とび職には、経験者しか知らない意外なメリットがあります。
ここでは、とび職のメリットを紹介しましょう。
学歴を問わない
とび職は学歴や資格を問わず、やる気さえあれば働くことができます。
中卒でとび職に就く人も多く、働くハードルの低い職種と言えます。
建設業界に踏み込む第一歩としてもおすすめです。
未経験でも収入が高め
とび職は未経験でも働ける割に、収入が高めな職業です。
平均年収では、300万円~400万円程度。
経験を積んで昇進すれば、年収500~600万円も可能です。
さらに実力次第では、年収1,000万円を超えることも不可能ではありません。
見習いの時期からでも一定額の収入をもらえるので、安定して稼げるでしょう。
終業時間が早い
とび職の仕事は、暗くなると作業ができません。
そのため、就業時間はおおよそ8:00~17:00が一般的です。
残業もほとんどなく、終業後すぐに帰宅できるでしょう。
仕事が早く終わるので、その後の時間を有効活用できます。
汎用的なスキルが身につく
とび職を続けることで、さまざまなスキルや経験が身につきます。
スキルを活かして資格を取得すれば、建設業界で汎用的に使えるでしょう。
例えば、以下の資格を取得できるようになります。
・玉掛け技能講習
・鳶技能士
・施工管理技士
その他、昇進していけば幅広い仕事を任せてもらえるでしょう。
また、建設業は国内の労働人口の10%近くにもなります。
(参考:国土交通白書2020)
いつの時代にも需要の高い建設業界では、異業種に転職しやすいのが強み。
労働者自体が減少していることもあり、現場での経験があれば引き合いが多く、安定した職業と言えるでしょう。
鳶(とび)職のデメリット
とび職のメリットを解説しましたが、一方でデメリットもあるのが事実です。
ここでは、とび職のデメリットを解説しましょう。
体力的にきつい
とび職は言わずもがな、力仕事です。
一日中身体を使う仕事なので、体力に自信がないときついかもしれません。
とび職に就いてしばらくは、筋肉痛が続くこともしばしば…。
しかし言い換えれば、しっかりと身体を動かすので、健康的になれる職種とも言えるでしょう。
高い場所での作業が多い
とび職は、ほとんどの作業を高所にて行います。
建物によっては、地上から数十メートルの高さで作業することも。
高所恐怖症の人にとっては、最も向いていない職種と言えます。
また、何もないところに足場をつくっていくのが仕事のため、足を滑らせて落ちると命の危険性も高いです。
業務中は、安全確認にしっかりと気を配ることが大切でしょう。
年齢制限がある
18歳未満は、5メートル以上の高所で作業することを禁止されています。
そのため、18歳未満は業務内容が制限され、資材の運搬が中心となります。
また、高所での作業は危険を伴うため、高齢の方や持病のある方は安全面を考慮して、業務内容が制限されることもあります。
とび職人が高齢になると、指導や管理などの業務が中心となる可能性が高いです。
こんな人は鳶(とび)職に向いている!
とび職のメリット・デメリットを解説しましたが、自分が向いているのかどうか不安な方もいるのではないでしょうか。
そこで、とび職に向いている人の特徴を紹介します。
・体力に自信がある
・高い場所が苦手ではない
・人とコミュニケーションをとるのが好き
とび職は、周りの人と協力しながら足場をつくっていきます。
そのときにチームプレーができなければ、仕事が円滑に進まないのはもちろん、事故やケガにつながる可能性もあるでしょう。
一緒に働く人とコミュニケーションをとり、チームで動く姿勢が大切です。
鳶(とび)職のメリット・デメリットまとめ
本記事では、とび職のメリット・デメリットを解説しました。
とび職は学歴不問で、未経験からでも始めやすい仕事です。
建設現場で輝くとび職に就きたい方は、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。
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