こんにちわ。
鳶CON改め”トビコン”です。
最近、名前もロゴも一新、ホームページもリニューアルしたんだけど気づきました?
今回は、どこかで耳にしたことはある(?)、または既にそのような変化の中で仕事
をされている方もいらっしゃるかもしれない”情報化施工 – i-Construction”に
ついて取り上げたいなと思います。
〜目次〜
- i-Construction:情報化施工について
- i-Construction:情報化施工の国内事例
- i-Construction:情報化施工の目的
- i-Construction:情報化施工のまとめ
〜i-Construction:情報化施工について〜
i-Constructionとは、建設現場における技能労働者不足問題解決への期待を抱き、2016年国土交通省によって掲げられた重要政策で、「生産生革命」の名の元に、
調査・測量、設計、施工、検査及び維持管理・更新など、
建設プロセス全体にICTを取り入れることで生産性を向上を実現させるものです。
*詳しくは国土交通商”i-Construction”について
は? WHAT?
まぁ、なんか難しいですよね、、、、、、横文字たくさん出てきて「はぁ?」って
なる方も多いと思うんですよ、、、
ちょっと事例を見てみましょう!
〜i-Construction 情報化施工の事例〜
じゃあ、このi-Constructionが国内でどこまで広がっているのか、事例をサクッと紹介します。
i-Construction事例第1号:北海道/北陸へ上陸
意外にもっていったら失礼なのかわからないが、第1号事例は北海道/北陸地域にて行われているみたい。
ここでは主に土工事「測量・施工計画・ICT建機による土工事・検査」にて画期的な試みが行われています。
1:ドローンによる3次元測量
ドローンによる写真測量で短時間で高密度な3次元測量を実現し、取得した3次元測量データと設計図面の差分より施工量(切土・盛り土量を自動算出)するなど、測量・施工計画プロセスにおける時間短縮化への取り組みが行われています。
2:ICT搭載型建機が現場を駆け抜ける
ICT建機ってのは、3Dマシンコントロールや3Dマシンガイダンスなどの制御機能を搭載したICT建機なんだけど、これによる土工事では、一般建機と比較すると、
- 施工量1.5倍
- 作業員1/3
つまり、作業に当たるスタッフ数を変えない場合だと、約5倍もの生産性向上につながるって事なんだよ!
やば!次世代建機。
まさに、戦場を制圧する圧倒的機動力を持ったガンダムだ!
3:出来型書類がまさかの”がち”の不要へ!?
ドローン活用による3次元測量を元にした検査等がここでも大活躍なんだよね!
これで、これまでは絶対的必要書類だっらた出来形書類が不要へって話なんだけど、、、、、、、本当に100%無くなるのかっていうのは、、、、、、。
今後も、事例はどんどん増えていくんでしょうね。
i-Construction事例第2号:茨城へ接近中!
第2段は、なんと茨城が名乗りを上げているようですよ〜〜〜、、国土交通省も2017年度の予算概要に盛り込んでるってことなので、今からどんな形の未来施工が繰り広げられるのか楽しみっすね。
*i-Construction第2弾茨城名乗りについての詳細はこちらの記事をご覧ください
〜i-Construction 情報化施工の目的〜
なんか色々とi-Constructionについて調べていくと、「ちょっと待て、、、、将来俺たちの仕事はロボットとかに取られちゃうんじゃね?」とか不安になってる人も
多いんじゃないかな。
実際Twitterで簡単に意見を聞いてみたら、
”良いこと”だとお思いつつも、”将来仕事があるのか不安”に思っている人も多いんですよ。
その比率が、2(良いこと):8(良いけど詳細仕事が不安)だからね!(下図参照)
*アンケート期間(2016年12月12日〜2016年12月18日:Twitter Pollにて)
やっぱ不安なんだと思う。建設現場だけじゃなくて、他の業界でも、AI、ロボットの導入や試験事例が増えてきてるし、
弁護士、コンサルタントやデザイナー、もはや絶対安全地帯なんて無いのかもしれないしね。
特に弁護士って危ないよね。”人間感情”が必要なく(裁判員制度あるから弁護士に必要とされるものじゃ無いよね)”法”と”判例”によって物事を決める、、、、これって完全ロボットの領域。
蓄積された判例情報よりより適切な解を考えられるようになるマシーンラーニングなんて技術の発展も目覚ましいから、
将来的には、ロボットが”俺たち人間をジャッジするなんて日”も来るかもしれないよね。
話がそれちゃったけど、
確かにこれまで人間が行ってた作業の一部がってことは当然ありますが、決して職人の未来を、見通しを暗くするものではないってことを理解してほしい。
以下、国土交通商”I-Construction 〜建設現場の生産生向上の取り組みについて〜”より、その目的を抜粋したものなんで、見てほしい。
・目的(新3K(給与・休暇・希望)へのイメージ変革
ロボット使うことが、インターネットを建設現場に持ち込むことが、なんで給与改善、休暇増加、希望醸成につながるかってところなんだけど、その鍵は生産性向上による企業経営環境の改善が大きいんです。
生産性を改善するということは、例えば1時間でこれまでは”1″の作業しかできなかったところが、”2″”3″になるってことだから、企業の利益が増えて財務状態がより改善される、、、、つまりお金がこれまでより企業に残るってことです。
そうすると、賃金が上がるから、これまでより建設現場の仕事が魅力的になりますよねって話。
この事例としてしっくりくるのが、株式会社大林組さんが導入した「サイバーダイン”HAL”」じゃないかな。これ、ゼネコンさんで国内初めての事例っぽいです(え!?国内で初めて!?って感じすよね(笑))
そう、パワースーツで職人をスーパーマン化して職人一人あたりの作業負荷を削減しつつ、同時に作業量をアップさせるというものです。
職人さんの高齢化もありますし、負荷の強くかかる作業による健康への影響など考えると、この職人スーパーマン化トレンドは現場の労働環境改善にとって必須なものであるなって思いますよね!?
詳しくは、こちらの”大林組、建設現場にサイバーダイン「HAL」導入“を。
最後に
そろそろ読むの疲れちゃったよって人がおそらく99%ぐらいいるんじゃやないかと、、、、、、、、、、、(汗)
まとめますよ、ズバっと!
ICT技術の導入が建設現場における作業に革命をもたらすものである!ただ、それは良い方だけではないかもしれない。
まず、この技術革新は、建設技能労働者数の減少を食い止めるものではなく、減少を前提とした現状改善アプローチに近いと感じている。
TWITTERアンケートから、建設技能労働者としての未来への不安の声が拡散すれば、せっかくICT、ロボットなど技術革新による需給ギャップ縮小がうまくいっても、更なるギャップの拡大を創出するかもしれない。
確かに、新たな技能労働者需要(例:ICT建機専門の操縦者、3次元測量ドローン操縦者など)を生むものでもあるが、、、、、、
現職の方々、そしてこれから建設技能労働者へなろうと思っている方へ、このような時代の中で、どのような技術が今後必要になってくるのか、
そしてそれを学べる機会や仕組みをしっかりと整備していただければと思う。
まだまだ、このようなICTを導入した施工といったものは、教育訓練やサポート機関導入コストの増加に伴う最終的な費用対効果はもちろん、ノウハウ、経験や理解の不足などからものすごい広がりを魅せてくれているものではないが、、、
時代は間違いなくその方向へ向かっている。
まっすぐに、振り向かず、、、、。
それでは。
トビコン|建設職人の魅力、やりがいを発信し未来を建設!