鉄骨建方で起きた事故事例まとめ

鉄骨鳶の鉄骨建方って??
鉄骨鳶と呼ばれる方々の作業となりますが、工事現場に入る人には是非読んで頂きたいです。

鉄骨建方は主にクレーンを使用し、鉄骨を吊り上げ、鉄骨を組み立てていく作業となります。

クレーンを使用し、玉掛けをし、足元のおぼつかない場所(高所)での作業がメインとなるので、高度な作業と言えるでしょう。
その分、危険も多く、重大事故に繋がりやすいので十分な注意が必要です。下記では主に事故事例を紹介するので、反面教師として頂けたら幸いです。

 

 

鉄骨建方:事故事例①

 

 

事例:梁置き場で複数の梁を置いていて、クレーンでの作業中、ワイヤーが梁の一部に引っ掛かり、ドミノ式に梁が倒れて挟まれる。

対処法:梁の近くで作業をしない。転倒防止措置の徹底。

 

 

鉄骨建方:事故事例②

 

 

事例:梁建方中にワイヤーで吊荷中の梁が回転し、待機中の鳶が巻き込まれ墜落。

対処法:安全帯の使用、徹底。介錯(かいしゃく)ロープ等を使用して、吊荷の操作実施。

 

 

鉄骨建方:事故事例③

 

 

事例:次の準備に移る際、昇降中に手足を滑らせ墜落。

対処法:作業手順の見直し(移動を極力少なくし作業の単純化)、安全ブロックの使用徹底

 

 

鉄骨建方:事故事例④

 

 

事例:梁建方中に高所作業車に乗り移る際、足を滑らせ墜落。

対処法:高所作業車に乗り移る際のルールの徹底(安全帯の2丁掛け・安全ブロックの使用等)

 

 

鉄骨建方:事故事例⑤

 

 

事例:ハイステージに乗り玉掛中、梁ごと転倒し挟まれる。

対処法:架台上では梁を中心に配置し、転倒防止策を講じる事を徹底。

 

 

鉄骨建方:事故事例⑥

 

 

事例:単管足場板のステージ毎、作業員が墜落。(クランプ8ヶ所中、6ヶ所が外れた事で起きた事故)
対処法:重量制限をオーバーしない。ステージの強度・構造を再調査。

 

いかがでしょうか?

事故内容は、墜落や挟まれるといった内容が多いですが、⑥番の事例では足場ステージ毎、墜落し、落下防止用の水平ネットも突き破っています。

鉄骨の重量や、足場によっては、落下防止ネットも突き破り、下まで落下してしまいます。十二分に気を付けましょう。

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