皆様、平成27年07月01日より、厚生労働省によって[足場の法改正]が行われたことはご存知でしょうか?
*タイトルにあります[DQN]とは、[非常識な]という意味を指し、本ブログでは[法違反な足場]という意味合いとなります。
平成 21 年6月に施行された労働安全衛生規則の効果を検証し更なる改善を盛り込んだものがこの度の改正となり、
重大な災害や過失責任につながる[足場]だけに、[より安全衛生環境を強化・改善し足場からの墜落リスクを無くそう]という内容でした。
しかし、まだまだ新たに定められた[足場の安全衛生基準]に至っていない危険な足場が全国で散見されているのが現実起こっている問題のようです。
問題を解決するためには、[法違反となっている危険な足場の実例の共有]にあると考ています。共有を通じて認知が拡散し、それが建設現場での
足場設置作業にも広く反映されていく。その流れを創り出していきたいと考えています。
足場の光の影:最近出くわした危ない法違反な足場たち
いつ墜落してもおかしくないヤバい足場!
これが一番ヤバい実例です!そもそも墜落リスクを減らそうという改正のコンセプト・根本をぶちこわす実例です。一流の職人さんならば危険を予知
して当然[安全帯]を使用すると思いますが、それに甘んじてしまって作業が危なくなっているケースが見られます。[安全帯]を使用しているからいーでは
なく、数パーセントでも起こりえる可能性のあるリスクには万全の対策をして作業に当たりましょう!!
鳶職人さんなどが使用する[安全帯]についての詳しい説明はこちら
どうやって架けた!その足場!
「逆にすごい!」なんて言われませんよ!「何故、そのサイズの足場をそうやって設置したのか!」って足場がよくあります。
例えば、[4mの足場板を2点支持で設置]するなどです。「ようやったーなー!」って言葉は出てきませんからね!
足場の内容によってしっかり安全性の高いやり方でやりましょう!!絶対ですよ!
コーナー部の足場によくある危険
コーナー部の足場によくある危ない実例ですが、鉄骨組立時の墜転落や躯体と足場間にできる人体くらいの小さい隙間からの
転落防止ように使用する[水平ネットや小幅ネット]が設置されないまま作業が進められている現場もあるようです。本当に危険です!
このような現場を見たら絶対に指摘し改善しましょう!
足場の放置
バックヤードなどで「一体誰が使用するの!?」てきな正体不明な枠組み足場が見られた現場もあるようです。
不安定な足場の設置
狭所などでは、[立ち馬]を設置できないケースも多いです。そんなときに、[型枠材]で架けるなどで不安定な足場を設置してしまう
ケースがあります。危険です!
最後に
建設施工現場は2つとして同じものは存在せず、現場に応じて作業内容を最適化していかなくてはなりません!
安全性が高く現場に則した足場を計画し設置するためには
- 現場をよくみて理解する
- 協力会社と現地で打ち合わせを行う
- 事前に足場を設置
を心がけることが重要不可欠です。そして設置した足場の不具合などを解消していくためには、
- 設置/巡回時の法点検を徹底
- 不具合箇所はすぐに直す
ことです。現場を知り、必要な足場を棚卸し、そして設置・点検・改善すること。これを各現場で徹底していくことです!
是非、職人の皆様、自身のそして仲間の安全を守るためにも意識を改め作業にのぞみましょう!
本日はここまでです!共感された職人さん、是非[シェア]して周りの職人さんにも知らせてください!
よろしくお願いします。
鳶CON